スモーク・フリー・スウェーデン、「日本の禁煙モデルが世界の健康を促進可能」と報告
スモーク・フリー・スウェーデン、「日本の禁煙モデルが世界の健康を促進可能」と報告
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際的な健康専門家は、タバコによる死亡者数の削減において日本が一歩先を進んでいることを報告しました。スモーク・フリー・スウェーデンが新たに発表した報告書によると、より安全なニコチン代替品が喫煙者数を減らし、健康状態を改善し、世界が模範とすべきモデルとなっているとしています。
最新の報告書「The Safer Nicotine Revolution: Global Lessons, Healthier Futures(より安全なニコチン革命:世界への教訓、より健康な未来)」は、リスクを低減した製品が公衆衛生をどのように変革できるかを示す最も説得力のある事例の1つとして日本の状況を取り上げています。
日本では、加熱式タバコが10年前に導入されて以来、喫煙率は21%から16%へと低下し、同時に紙巻きタバコの売上も過去最大の半減を記録しています。
報告書の共著者で、川崎市にあるAOI国際病院の副院長・心臓血管外科医である熊丸裕也医師は、「日本の状況は、より安全なニコチン代替品がいかに有用であるかを示しています」と述べています。
「日本の何百万人もの成人が紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替え、喫煙者数が急速に減少し、国民のより健康的な未来が約束されています。これは日本にとってのサクセスストーリーであり、世界全体にとって教訓となるものです」
健康への効果はすでに目に見える形で現れています。バイオマーカーに関する研究では、紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えた人の毒性物質と炎症のレベルが大幅に低下したことが示されています。
健康モデルでの試算によると、日本の喫煙者の半数が切り替えれば、COPD、脳卒中、心臓病、肺がんなど、最大1200万人の喫煙関連疾患を予防できる可能性があるとのことです。
日本における成功は、健康被害軽減における世界の先進国と肩を並べています。スウェーデンは喫煙率をわずか5.3%にまで削減し、これはヨーロッパで最も低く、同国における肺がん罹患率はEU平均より61%低くなっています。
英国では、NHS(国民保健サービス)の禁煙サービスに電子タバコを含めることで、2052年までに16万6000人の早期死亡を防止できると予測されています。一方、ニュージーランドでは、電子タバコの合法化と普及促進により、わずか6年で喫煙者数が半減し、喫煙関連疾患による入院や死亡者数はすでに減少に転じています。
これらの国々の事例はすべて、より安全な代替手段が人命を救うことを示しています。
報告書の共著者でスモーク・フリー・スウェーデンのリーダーでもあるデロン・フーマンは、「日本は、喫煙関連疾患による負担を軽減するための青写真を示しています。たばこによる害の低減に取り組むことで、日本はより健康的な道を歩み始めました。他の国々も日本に倣うべきです。そうすることで、世界中で何百万人もの命を救うことができます」と述べています。
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