Omdia:AppleとHONORが過去最高の市場シェアを記録 2025年の欧州スマートフォン出荷は1%減
Omdia:AppleとHONORが過去最高の市場シェアを記録 2025年の欧州スマートフォン出荷は1%減
ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Omdiaの最新調査によると、2025年の欧州スマートフォン市場は前年比1%減の1億3,420万台となりました。需要の低迷に加え、エコデザインとUSB-C対応を求める新たな規制が導入され、波乱含みの一年を締めくくりました。
Samsungは欧州最大のスマートフォンメーカーの座を維持し、出荷台数は4,660万台へと小幅に増加を記録しました。Galaxy A0xシリーズが不在だった影響で2025年上期は鈍化したものの、2025年下期にかけて回復。値ごろ感を高めたGalaxy A16の投入に加え、2025年に欧州で最も売れたモデルとなったGalaxy A56の勢いが追い風となりました。
Appleは2025年に出荷台数を前年比6%増の3,690万台へ伸ばし、欧州で過去最高となる市場シェア27%を記録しました。一般消費者と法人の双方で関心が高まり、iPhoneの買い替え需要が大きく伸びたことが主な要素として挙げられます。牽引役はiPhone 16、iPhone 16およびiPhone 17の各Pro Maxモデル、そしてiPhone 16eでした。中でもiPhone 16eは、世界の他地域と比べても主要な出荷モデルの一つとなっており、USB-C規制を受けて2024年末に販売終了となったiPhone 14以前のモデルの受け皿となったことが後押しとなりました。
Xiaomiは出荷台数が前年比1%減の2,180万台となったものの、市場シェア16%で3位を維持しました。低価格帯のRedmiシリーズが主な好材料となっています。2025年末にかけては、同社が海外で進める「ニューリテール戦略」が欧州にも展開され、複数のXiaomi Store開店や、より広範なエコシステム製品群の拡充が目立ちました。
Motorolaは出荷台数が前年比5%減の770万台となったものの、4位を維持しました。需要が伸び悩んだ影響で2025年上期は落ち込みましたが、下期には回復基調となり、第4四半期では2桁成長を記録しています。ポーランド、イタリア、スペイン、英国をはじめとする主要市場での継続的な展開が、底堅い推移を支えました。
HONORは手頃な価格帯のXシリーズを軸に出荷を伸ばし、前年比4%増の380万台となったことで、初めて欧州トップ5入りを達成しました。Xシリーズへの比重を高めた動きは、主要な販売パートナーにおけるシェア拡大と存在感の強化、そして選ばれるブランドとしての位置づけ向上に焦点を当てたものといえ、将来的なプレミアム戦略を支える土台づくりにつながっています。
「欧州のスマートフォン市場では、上位5社が合計シェアを伸ばし続けており、長期的な成功において規模がいかに重要かを示しています」Omdiaのシニア・アナリスト、ルナール・ビョルホヴデ氏は上記のように述べています。続けて「一方で、シェアが大手へ移る状況でも、流通チャネルでの競争は全市場で依然激しく、差別化の徹底と、顧客獲得を最も効果的に進める方法の理解が一段と求められています。チャネル競争の激化により、販売パートナーが魅力的な製品や差別化されたブランドを持つ新興ベンダーをラインアップに加える動きも強まっています。トップ5以外の多くのベンダーが昨年は厳しい局面に直面したものの、vivo、ロンドンに本拠を置くNothing、アムステルダムに本拠を置くFairphoneは2桁成長を達成しました。成熟し競争が激しい市場であっても、明確な差別化によって成長機会が生まれることを示す好例です」 とのコメントも残しました。
ビョルホヴデ氏はさらに次のように付け加えています。「2026年は、メモリー価格をめぐる懸念から、先行きは厳しい見通しです。2025年の世界出荷に占める欧州の割合は10.8%にとどまっており、価格上昇や供給不足が起きた場合、どのベンダーが欧州を優先する可能性が高いかが最大の焦点になります。最大手は、規模と幅広い価格帯をカバーできる強みから、相対的に耐性が高いと見ています。一方で多くのベンダーにとっては、地域・市場ごとの配分をどう最適化するかが重要になります。欧州でスマートフォン事業を拡大する時間と難しさを伴い、継続的な投資が必要です。その分、いざ縮小するとなればコストも大きくなります。さらに欧州はプレミアム市場の規模が大きく、価格感度の低いマス市場も存在するため、長期的には多くのベンダーにとって魅力のある地域です」
「とはいえ、短期的な逆風下でも、顧客の関心と需要をいかに取り込むかは、業界のあらゆるプレーヤーにとって最優先事項でなければなりません。メーカーと流通パートナー双方は差別化の核となるポイントを明確にし、購買プロセスの意思決定に効く局面に的を絞って働きかけるとともに、これまで以上に顧客をつなぎとめる取り組みが求められます」
OmdiaのアナリストはMobile World Congress 2026に参加予定です。今回の調査結果を含む各種テーマについての面談・取材は、こちらからご予約ください。
欧州(ロシアを除く)スマートフォン出荷(市場シェア/前年比) Omdiaスマートフォン市場パルス:2025年第4四半期 |
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ベンダー |
2025年第4四半期
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2025年第4四半期
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2024年第4四半期
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2024年第4四半期
|
|
Apple |
13.4 |
34% |
12.7 |
33% |
6% |
Samsung |
12.4 |
31% |
11.2 |
29% |
10% |
Xiaomi |
5.5 |
14% |
5.9 |
15% |
-7% |
Motorola |
2.5 |
6% |
2.2 |
6% |
13% |
HONOR |
1.3 |
3% |
1.0 |
3% |
24% |
その他 |
4.7 |
12% |
5.8 |
14% |
-17% |
合計 |
39.8 |
100% |
38.8 |
100% |
3% |
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|
注:XiaomiにはRedmiおよびPOCOを含みます。
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欧州(ロシアを除く)スマートフォン出荷(市場シェア/前年比) Omdiaスマートフォン市場パルス:2025年 |
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ベンダー |
2025年
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2025年
|
2024年
|
2024年
|
|
Samsung |
46.6 |
35% |
46.4 |
34% |
0% |
Apple |
36.9 |
27% |
34.9 |
26% |
6% |
Xiaomi |
21.8 |
16% |
22.2 |
16% |
-1% |
Motorola |
7.7 |
6% |
8.0 |
6% |
-5% |
HONOR |
3.8 |
3% |
3.7 |
3% |
4% |
その他 |
17.4 |
13% |
20.9 |
15% |
-17% |
合計 |
134.2 |
100% |
136.1 |
100% |
-1% |
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|
注:XiaomiにはRedmiおよびPOCOを含みます。
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