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IFF、マダガスカルにバニラ・イノベーション・センターを開設

バニラ栽培地で科学主導のフレーバー・イノベーションを推進

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フレーバー、フレグランス、食品原料、ヘルス&バイオサイエンス分野におけるグローバルリーダーであるIFF(NYSE: IFF)は、マダガスカルに「バニラ・イノベーション・センター(Vanilla Innovation Center)」を開設したことを発表しました。これにより、バニラがIFFにとって戦略的かつ優先度の高いトーナリティーであることを改めて示すとともに、原産地でのイノベーション能力を強化します。

「今回のセンター開設は、IFFにおけるバニラ・イノベーションへの取り組みにおいて重要な一歩となります」と、IFF Taste部門リサーチ・クリエーション&デザイン担当シニアバイスプレジデントのアダム・ヤンチュク博士は述べました。「原産地でのプレゼンスを強化することで、科学、創造性、サステナビリティーをより密接に結び付け、気候変動に対応し、品質を守り、そしてサプライチェーン全体にわたる価値創出を実現します。」

マダガスカルの主要港であるトアマシナに位置し、バニラ栽培地域および収穫後加工の拠点に近接する同センターは、延床面積650平方メートルを有し、ラボ分析、抽出、香りとフレーバーの創出、アプリケーション開発の各機能を1か所に集約しています。これらの機能を作物の生産地近くに配置することで、IFFはバニラ原料の自然なばらつきをより深く理解し、現地で得られた知見を世界中の顧客向けに最適化されたソリューションへと変えることができるようになります。

バニラは世界で最も複雑な天然原料の1つであり、気候、収穫後の取り扱い、そしてキュアリング(発酵・乾燥・熟成)手法によって品質や特性が左右されます。同イノベーション施設は、原産地での抽出や現地試験から高度なラボ分析、フレーバー創出に至るまで、IFFがバニラ原料の歩みを一貫して把握できる体制を支えています。これにより、原料への理解を深め、開発サイクルを短縮し、実際の栽培条件に基づいたソリューションの実現が可能になります。

原産地でのイノベーションは、バニラのサプライチェーンおよびバリューチェーン全体におけるサステナビリティーとレジリエンスを強化します。栽培地域に近接することで、生産者ネットワークとの連携強化、トレーサビリティーと倫理的調達の向上、さらには気候関連の変化への迅速な対応が可能になります。栽培環境とフレーバー設計を直接結び付けることで、イノベーションの基盤が強化され、品質と供給の一貫性を高めながら、より優れた味わいのバニラを実現します。また、顧客が独自性のあるバニラ体験を自信を持って市場に展開できるよう支援します。

バニラ・イノベーション・センターの主な設備・機能は以下のとおりです。

  • 製品品質を保全するため、汚染物質および病害の検出プロトコルを適用するラボ分析機能に加え、IFF独自のシグネチャーを解析・開発するための分子プロファイリング機能
  • さまざまな種類のバニラを研究し、抽出条件および収穫後処理の各種条件を最適化できる、スケーラブルな実験装置を備えた抽出設備
  • 地域ごとに最適化されたフレーバープロファイルの開発を可能にし、乳製品、ベーカリー製品、菓子分野向けのアプリケーションラボ機能を通じて、実際の市場を想定したプロトタイプで性能を検証できるフレーバー創出ユニット
  • 多様なバニラ品種を展示するとともに、品種特性や収穫後処理技術に関する将来的な研究を支援する研究用温室「The Bloomery」

バニラ・イノベーション・センターは、知識共有および能力構築の拠点としての役割も担います。専任の「RE-MASTER VANILLA™」チームと連携しながら、専門家、顧客、現地チームを結び付ける実践型トレーニング、ワークショップ、ラボプログラムを提供し、ベストプラクティスを推進するとともに、バニラ・イノベーション能力を強化します。

「このセンターは、知見を実践へとつなげるために構築されています」と、IFF Taste部門研究開発担当バイスプレジデントのマーカス・ペッシュは述べました。「科学、フレーバー創出、アプリケーション開発を原産地で一体化することで、顧客との協業をより円滑に進め、開発のスピードと一貫性を高めるとともに、バニラ生産の実情に根差した市場投入可能なソリューションを提供できるようになります。」

マダガスカルの同施設は、IFFのグローバル・バニラ・ネットワークに完全に組み込まれており、調達、抽出、フレーバー設計、アプリケーション開発における既存機能を補完します。同拠点で得られた知見や成果は、IFFのクリエーションチームが活用できる新たなツール、インサイト、ケイパビリティーへと発展します。これにより、各地域の消費者嗜好に応じたフレーバー開発が可能になるとともに、世界で最も価値の高い天然原料の1つであるバニラの、よりレジリエントで持続可能な未来の実現を支援します。

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