-

オムディア(Omdia)、2026年上半期の世界のXRヘッドウェア出荷台数は39%減、XRグラスの伸びではXRヘッドセットの減少を補えずと発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年上半期の世界のXRヘッドウェア出荷台数は前年同期比38.7%減の190万台となった。XRグラスは普及が進んでいるものの、もともとの出荷規模が小さく、その伸びだけではXRヘッドセット出荷台数の大幅な減少を補える事が出来なかった。同市場は、パンデミックの影響で2021年にピークに達した後、2025年には4年連続の縮小を記録した。

市場動向の主要ポイントXRグラスの台頭

2026年上半期、総出荷台数に占めるXRグラスのシェアは、2025年上半期の10.2%から25.8%に拡大しました。この伸びのほぼすべてを有線接続型ディスプレイ・グラスが牽引し、RayNeo社、VITURE社、XREAL社が合わせて同セグメントの93.1%を占めました。「RayNeo Air 4」や「VITURE Beast」シリーズなどの製品に対する旺盛な需要により、XRヘッドウェア市場全体でRayNeo社は2位、VITURE社は3位に浮上し、シェアはそれぞれ9.9%と8.6%となりました。

オムディア(Omdia)シニアアナリスト、Qiran Juのコメント:

「XRグラスが勢いを増しているのは、消費者の間で没入感を多少犠牲にしてでも手軽さを選ぶ傾向が強まっているためです」と、オムディア(Omdia)のシニア・アナリストであるQiran Ju氏は述べた。「より軽量な設計と、動画視聴やゲームといったなじみのある用途が、普及のハードルを下げています。」

一方、Meta社は「Meta Quest 3」と「Meta Quest 3S」の需要が引き続き弱まり、シェアが2025年上半期の71.3%から2026年上半期には48.2%まで大幅に低下したものの、XRヘッドウェア市場全体では首位を維持した。

オムディア(Omdia)シニアプリンシパルアナリスト、George Jijiashviliのコメント:

「Meta社はヘッドセットに膨大なリソースを投入してきましたが、『Quest 2』の大ヒットを再現するのに苦戦しています」と、オムディア(Omdia)のシニア・プリンシパル・アナリストであるGeorge Jijiashvili氏は述べた。「「Quest 3」と「3S」は、より高いスペックと手頃な価格を両立しているにもかかわらず、大規模な買い替え需要を喚起できず、ユーザー層を実質的に拡大することもできていません。ヘッドセット市場全体で続く低迷は、かさばるヘッドウェアが熱心な愛好家層以外には依然として受け入れられにくいことを改めて示しています。」

地域別動向

地域別では、北米が2026年上半期に出荷台数シェア43.9%で引き続き最大のXRヘッドウェア市場となり、西欧が23.8%でこれに続いた。中華圏は、域内での有線接続型グラスの堅調な普及を背景に、世界出荷台数に占めるシェアが2025年の11.9%から2026年上半期には16.3%へと拡大して最大の伸びを記録し、その他のアジア太平洋地域を上回って地域別で第3位の市場となった。

今後の展望

George Jijiashviliの見解:

「XRの次の進化段階では、人々に外界から切り離された仮想環境へ入ることを求めるよりも、日常的に身に着けるものにAI機能や空間コンピューティング機能を自然に組み込むことが中心になります」と、ジジアシュヴィリは指摘しました。「外界から切り離された状態で時折利用する形から、頻繁かつ負担の少ないインタラクションへ移行することが、現在の愛好家中心のニッチ市場から脱却する鍵となります。」

オムディア(Omdia)について

オムディア(Omdia)は、テックターゲット社(TechTarget, Inc.)の傘下事業部門であり、ナスダック上場企業インフォーマ・テックターゲット(Informa TechTarget、Nasdaq: TTGT)の名称で事業を展開するテクノロジー分野の調査・コンサルティンググループです。当社はテクノロジーマーケットに関する深い知見を保有しており、その基盤は各業界のリーダーとの実態に基づく意見交換と数十万件に及ぶデータポイントにあります。当社のこうしたマーケットインテリジェンスこそが、お客様の戦略的優位性に貢献いたします。研究開発から投資利益率(ROI)に至るまで最大のビジネスチャンスを抽出し、テクノロジーの進歩を促進いたします。

※本プレスリリースの公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Contact:
Fasiha Khan: fasiha.khan@omdia.com
Eric Thoo: eric.thoo@omdia.com

Omdia

NASDAQ:TTGT


Contacts

Media Contact:
Fasiha Khan: fasiha.khan@omdia.com
Eric Thoo: eric.thoo@omdia.com

More News From Omdia

 オムディア(Omdia),世界のテレビ出荷台数が減少する中、プレミアムテレビ出荷台数は2027年に9.3%増加の見通しと発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の 最新調査によると、世界のプレミアムテレビ出荷台数は前年比(YoY)9.3%増加する見通しだ。平均販売価格(ASP)が1,000ドルを超えるテレビと定義されるプレミアムセグメントは、世界全体のテレビ出荷台数が1.0%減少する中でも拡大すると予測されている。 北米はプレミアムテレビ出荷台数の成長を牽引し、2027年には前年比21.9%増となる見通しだ。オムディア(Omdia)の「2Q26 TV Sets Forecast Database」で公表されたこの予測は、メーカーの製品戦略においてプレミアムモデルの重要性が高まっていることを示している。 メモリーコスト上昇によるエントリーモデルTVへの圧力 部品コストの上昇とメモリー不足により、テレビメーカーの利益率には圧力がかかっており、特にエントリーモデルでその影響が大きくなっている。平均販売価格が300ドルの65インチLCDテレビでは、メモリーコストが数ドル上昇するだけでも収益性にさらなる圧力がかかるか、販売価格を引き上げる必要が生じる可能性...

オムディア(Omdia),2026年上半期の世界のAIグラス出荷台数が2倍超に増加、過去最高の420万台と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年上半期の世界のAIグラス出荷台数は420万台に達し、前年同期比(YoY)127%増となった。AIグラスは依然として新興カテゴリーであり、極めて低い水準から市場が拡大する中、成長ペースは安定しつつある。一方、フレームデザインをめぐる競争が激化し、ユーザーのプライバシーをめぐる監視の目も厳しくなる中、同分野を取り巻く環境はより複雑になっている。 オムディア(Omdia)のシニアアナリスト、Qiran Ju氏は、次のように述べている。「2026年上半期のAIグラス市場の成長は、Metaが市場で勢いを維持したことと、中国から相次いで新規参入企業が登場したことによってけん引されました。それと同じくらい重要なのは、各ベンダーが日常使いできるフレームで、ハンズフリーの写真・動画撮影、オープンイヤー・オーディオ、AI支援機能に重点を置くことで、製品の価値を購入者がすぐに理解できるようにしてきたことです。」 Meta社は2026年上半期も圧倒的な地位を維持し、340万台のAI...

オムディア(Omdia)、2026年第2四半期、TWS市場はほぼ横ばい、OWS出荷台数は12%増と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年第2四半期の世界の完全ワイヤレスステレオ(TWS)出荷台数は前年同期比(YoY)0.7%減の8,210万台となり、2023年第2四半期以来初の前年同期比減少を記録した。世界最大のTWS市場である中国本土が減少の大きな要因となり、家電製品を幅広く対象とした景気刺激策による押し上げ効果が薄れたほか、買い替え需要の一部が2025年に前倒しされたことで、出荷台数は9.5%減少した。米国やインドを含むその他の主要市場でも出荷台数が減少した一方、新興市場での成長がこれらの減少を一部相殺した。 従来型TWSを上回るOWSの成長 TWS市場全体はほぼ横ばいだったものの、その内訳を見ると、インイヤー型およびセミインイヤー型製品で構成される従来型TWSと、オープンワイヤレスステレオ(OWS)の間で成長率の差が拡大している。オムディア(Omdia)の推計によると、2026年第2四半期の従来型TWS出荷台数は2%減少した一方、OWSは12%増の1,110万台となった。これにより、T...
Back to Newsroom