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オムディア(Omdia)、2030年までに世界のオンライン動画・テレビ収益は1兆ドル超へ、成長の原動力はソーシャル動画広告と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マドリードで開催されたFED Showで、オムディアのメディア&エンターテインメント部門責任者であるマリア・ルア・アグエテが発表した最新データによると、世界の従来型テレビとオンライン・ビデオの収益は2030年までに1兆米ドルを超える見通しです。これは、メディア・エンターテインメント業界における大きな構造転換を示すもので、総収益は2025年の7,750億米ドルから2030年には1兆300億米ドルへ拡大し、その成長は主としてデジタル分野、とりわけ広告によって牽引されると予測されています。

オムディアのメディア&エンターテインメント部門ヘッドであるMaria Rua Aguete氏がマドリードのFED Showで発表した新たなデータによると、2030年までに世界の従来型テレビおよびオンライン動画の収益は1兆ドルを超える見通しです。業界における構造的な大転換を示すこの予測では、総収益は2025年の7,750億米ドル(約1兆2,368億円)から2030年には1兆300億米ドル(206兆4,908億円)へ拡大し、その成長は主としてデジタル、特に広告によって牽引されるとしています。

オンライン・ビデオ広告は最大の成長エンジンとなり、2025年の3,090億米ドルから2030年には5,400億米ドルへ拡大し、総収益に占める割合も40%から53%へ上昇する見通しです。オンライン広告セグメントでは、Meta、TikTok、YouTubeなどのソーシャル・ビデオ・プラットフォームが決定的な役割を果たし、2030年までにストリーミング広告収益全体で約4,000億米ドルを生み出すと見込まれています。この傾向は、モバイル・ファーストで短尺かつ高度にパーソナライズされた動画体験への根本的なシフトを反映しており、レコメンド機能を担うアルゴリズムとクリエイター・エコシステムが、エンゲージメントと収益化の双方を大規模に牽引しています。

オンライン動画広告は主要な成長エンジンとなり、2025年の3,090億ドルから2030年には5,400億ドルへ拡大、収益全体に占める比率は40%から53%へと上昇します。オンライン広告の中でも、Meta、TikTok、YouTubeといったソーシャル動画プラットフォームが決定的な役割を果たし、2030年までにストリーミング広告収益合計で約4,000億ドルを生み出す見込みです。これは、モバイルファースト、短尺、そして高度にパーソナライズされた動画体験へと重心が移る根本的な変化を反映しており、ディスカバリーアルゴリズムとクリエイターのエコシステムが、スケールでのエンゲージメントとマネタイズを同時に推進していることを示しています。

オンライン・ビデオのサブスクリプションおよびトランザクション(都度課金)収益は、2025年の1,740億米ドルから2030年には2,160億米ドルへ増加すると予測されています。このセグメントは今後も成長を続けるものの、広告主導型モデルと比べると成長は鈍く、より成熟した段階に入りつつあります。

一方、オンライン動画のサブスクリプションおよびトランザクション収益は、2025年の1,740億ドルから2030年には2,160億ドルへ増加する見込みです。ただし、このセグメントはより成熟段階に入りつつあり、広告主導のモデルと比べると成長ペースは緩やかになると見られます。

従来型のセグメントは引き続きシェアを失う見通しです。リニアTV広告は2025年の1,230億米ドルから2030年には1,130億米ドルへ減少し、その構成比も16%から11%へ低下すると見込まれています。有料テレビ収益(サブスクリプションおよび取引)も1,690億米ドルから1,590億米ドルへ減少し、有料テレビ離れの進行と視聴者のデジタル・プラットフォームへの継続的な移行を反映したものとなっています。

従来セグメントのシェア低下は続きます。リニアテレビ広告は2025年の1,230億ドルから2030年には1,130億ドルへ縮小し、シェアは16%から11%へ低下する見通しです。ペイTVの収益(サブスクリプションおよびトランザクション)も、1690億ドルから1590億ドルへ減少し、コードカッティングの進行と視聴者のデジタルプラットフォームへの移行が継続していることを反映しています。

Maria Rua Aguete氏は、次のように述べています。「業界は大きな構造変化のただ中にあります。ソーシャル・ビデオ広告が中心的な力となり、コンテンツの消費と収益化のあり方を変えつつあります。一方で、リニアTVや有料テレビといった従来型モデルは構造的な縮小局面にあります。」

「業界は深い変革の只中にあります。ソーシャル動画広告が支配的な力となり、コンテンツの消費とマネタイズのあり方を再定義しています。一方で、リニアTVやペイTVといった従来モデルは構造的な下方局面にあります。」

業界が1兆米ドルという節目に近づく中、オムディアの分析は、主導権がデジタルプラットフォームへ移りつつあり、ソーシャル・ビデオを中心とする広告が今後の成長の中核を担うことを示しています。

業界が1兆ドルという節目に近づくなか、オムディアの分析は、主導権がデジタルプラットフォームへと移行し、ソーシャル動画が牽引する広告が将来の成長の中心に位置することを示しています。

オムディアについて

オムディアは、テックターゲット社(TechTarget, Inc.)の傘下事業部門であり、ナスダック上場企業インフォーマ・テックターゲット(Informa TechTarget、Nasdaq: TTGT)の名称で事業を展開するテクノロジー分野の調査・コンサルティンググループです。当社はテクノロジーマーケットに関する深い知見を保有しており、その基盤は各業界のリーダーとの実態に基づく意見交換と数十万件に及ぶデータポイントにあります。当社のこうしたマーケットインテリジェンスこそが、お客様の戦略的優位性に貢献いたします。研究開発から投資利益率(ROI)に至るまで最大のビジネスチャンスを抽出し、テクノロジーの進歩を促進いたします。

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